本当に試合の流れの作り方が気になる 【レビュー】 はじめの一歩 第1052話

全然素直に展開しない

相変わらずボクシングのリアリティを表現しています。前回、前々回と逆転に向けて流れが変わりそうに見せておきながら、そう素直には行かない展開を見せていました。この作品の面白さはこういうお約束的じゃない試合展開だと思います。

試合の流れを決めてから肉付け?

作者はどういう話の作り方をしているのでしょうか?最初に試合の大まかな筋を決めて、こういう状況ならこの人物はこういう行動するだろうとか考えているのでしょうか?勝機が見える、でもその見えた勝機は勘違いという圧倒的にリアルな展開はどのように作るのでしょう。

宮田の解説が炸裂

最近すっかりと解説要因な宮田一郎の解説が今回も登場します。彼の解説によって現状の危機感などが伝わってきます。どの人物が話すかによって深刻さが変わる所が非常に面白いですね。鷹村、伊達、宮田の解説がこの作品では最も説得力がある立場です。

はじめの一歩 第1053話 予想

前回も予想はまったくもって外れました。本当に難しいですね。この作品を予想するのは。ただ試合が始まった時に比べて勝てるかどうかも分からなくなってきました。相手は地味な選手だし対戦に至る深い物語も持っていないですから一歩が負けるはずがないと思っていましたが、ちょっと逆転は難しそうに見えます。相手ペースであと3ラウンドくらいは経過すると思います。最終ラウンド、パンチ一発でKO逆転というパターンかと思います。

-週刊少年マガジン 2014年17号 はじめの一歩 作者:森川ジョージ-