起業家は経営の素人。 【レビュー】 銀の匙 Silver Spoon 第101話

CEOを雇う

今回、八軒は社長を雇いました。起業の最先端地域、サンフランシスコでは、起業家が自分のCEOを雇うのが流行っていると聞いたことがあるのですが、八軒は最先端ですね。びっくりです。普通自分で起業するなら自分で社長をやると思うのですが、彼は非凡ですね。

CEOを雇う効能

確かにCEOを別の人間にやってもらうことによって得られる恩恵があります。まず起業家自身は自分のアイデアに対して盲目ですから、突っ走ってしまう訳ですね。そこをいい意味での他人が見ることによって冷静に一歩引いて考えることが出来ます。特に創業当時は騙されたりすることが多いから、起業家自身が全ての決定をするというのが危険な場合があります。

起業家は経営の素人

大抵起業家は一つ二つの得意分野はあっても経営は素人です。その素人は経営を専門家に任せて自分が得意な分野に集中したほうがいいです。結局は売上を作っていかなければいけないのですから、事業部長くらいの方が身軽でいいかもしれません。とはいえ、八軒が経営のプロを社長に選んだ訳でもないですけど。でも仕方ないですよね。給料も出せない資金もない会社がプロを雇えるわけないですから。気になるのは株式はどういう比率で持つのかって事ですね。二人の考えが合わなくなった時に、どうするのか、それを実践するためにどういったように株式を持つのか、そこまで考えなければいけません。

起業には仲間が必要

まず物事は何でも1人で初めないといけないと思います。理由は2つあります。

まず1人で始める勇気を持つことです。そのくらいの覚悟がないと先々厳しいです。

二つ目は、人を待っているといつまでも初められないからです。自分1人なら直ぐにスタートできます。

こういった言葉あります。

1人では何も出来ない。しかし始めるのは1人だ。

要するに1人で始める事も必要だし仲間も必要です。

起業は事業を失敗する人より、心が折れてやめてしまう人が多いです。要するに不透明な未来と不安定な現在に疲れてしまうんですね。そんな時に仲間がいるとお互いに勇気付けあいながら頑張れます。八軒はそういう事も分かっているようですね。