盗賊版ワンピース
少しだけワンピースっぽい雰囲気があって、題材は盗賊です。ただ、ワンピースのように男臭い感じでもなく、ステルスシンフォニーっぽい、アウトロー感ですね。ちょっとわかりづらいかな。
セリフ回しは藤田和日郎っぽくて好きです。
”そ…それってお金にしたらどの位の…”
”おや?せっかくの宝をあんな大量生産品に換えるのですか?”
このセリフはグッと来ました。確かにカネは人工的にいくらでも作れるもので、美術性もありません。希少価値も恣意的なものです。そんなカネで、貴重なものがたくさん買えるというのは、その現象だけを見れば矛盾があります。そういった現実を、ザクっと切り取る感覚に新しいものを感じました。
主人公は美しさを求める盗賊、ヒロインは義賊を目指す
義賊っていうのは本当に魅力がありますね。石川五右衛門、ねずみ小僧、浪漫があります。ヒロインの夢は、そんな義賊です。怪盗ですね。主人公に謎が多いタイプの話で、まだまだ底が見えません。少なくとも彼が美しいものに目がないということは分かります。
町とかダンジョンの雰囲気はドラクエっぽい
ドラクエが好きな人は、わりと好きな世界観かと思います。ダンジョンとか、ゴーレムとか、ワクワク感がありますね。魔宮が出現してという設定は、マギっぽいです。