シバの子供。実際の歴史ではメネリク1世。果たして作中では? 【レビュー】 マギ 第225話

結局人間は敵がいないと協力できないのか

抵抗軍としてのソロモンの仕事が終わっていくと、逆に内部で諍いがおこっていくという矛盾が生まれだしました。
「人間は貧困は分け合えるけど、富は分け合えない」という言葉があったと思いますが、そういう感じですね。つらく苦しいときには一緒に耐えられる。だけど、一旦、安定した生活を手に入れると、それを守ろうとして、排他的になるんでしょうね。
あと、ビジョンの欠如ですね。貧乏な頃は、みんなで同じ夢を追いかけていたわけです。安定した生活、主に人間らしい生活を。しかしそれが手に入るとその先のビジョンがない。ビジョンがない組織は、ヒマだから人の悪いところばかり見えるようになる。それで、諍いが生まれる。そういうことだと思います。

ソロモンとシバの子供

彼らの子供が、誰なのかっていうことが物語最大の謎ですね。僕は先週、練玉艶と予想しましたが、みなさんは、どのように思いますか?

可能性としてあるのは、この二人でしょう。

本命 アラジン
対抗 練玉艶

もし、シバの子供がアラジンだとしたら、練玉艶はシバ本人ですね。それだとちょっと現世界での関係は不自然なように感じますね。もう少し、母親の雰囲気があってもよいのでないでしょうか。ちなみに歴史上にシバの女王という人物がいます。彼女とソロモンの間に生まれた子供の名前はメネリク1世です。うーん、アラジンでも練玉艶でもないですね。作中でも最初はメネリクと名付けるんじゃないでしょうかね。ただ、その場合男ですね。双子というパターンもありますね。実は、二人は双子だった。とか、そういうパターンもありといえばありかも。

メネリク1世が作った王朝は3000年続いた

伝説も含めると、彼が作った王朝は3000年続いたことになっています。ソロモンとは違う、安定した世界を築くのかもしれませんし、それが、現世界なのかもしれません。