川井の物語
佐原に続いて今週は川井の物語です。彼女は、自分をいい人間と思いたいタイプですね。そこから出てくる優等生的な行動が、周りに嫌がられるという感じです。千羽鶴一人30羽は、まあ嫌がられることは理解できます。やりたい人はやるというルールだったら、そんなに嫌がられなかったでしょうね。
いい娘アピールをクラス全体にしているように感じられてしまうのもマイナスでしょう。
クラスメートは意外と冷静に見てる
川井のせいで石田が飛び降りたのではないかという話をクラスメートがしています。これは、なかなかよく観察していますね。そもそも教室で、川井と石田が言い争って、そこからきっかけで橋の上でみんなが仲違いして、硝子が、それを気に病んで、、、。という流れですから、川井のせいと言えば、きっかけくらいにはなっていますね。
その辺をクラスメートは意外と見ているなと。
それにしても、この作者は嫌な人間描いたらうまい
川井は優等生的で、周囲にも貢献しようという気持ちがあるのですが、その根拠が全ては自分をよく見せるためという構造で、そこが、なんとも言えない気持ち悪さを出しています。そして、自分の価値観を疑わないところが、また変な感じで。
真柴のズレっぷりも不思議な感じです。なんなんでしょうね。彼も。
来週は本当に楽しみな頂上対決。
来週は植野と川井の性格ブス頂上対決です。これを演出するために、植野をここまで憎らしく描いてきたのでしょうか。彼女は、遊園地や橋の上では将也と硝子に歩み寄りがあって少しマシな感じになっていたのですが、将也が意識を失ってからは、本当にひどい性格を披露していますね。病室に入れさせないとか、家族でもないのにムリだろうと。学校とか、どうしてるんでしょうか?面会時間になったら病院に来て、そのままそこで粘っているのでしょうか。将也の母親とかお姉さんとかまで入れさせないことはできないですよね。そうすると相手を見て閉めだしたり入れたりしていると思うのですが、今回の川井の突撃では、そういう感じでもないし。
それにしても親としては驚きますね。よそのお嬢さんが、なぜか息子の部屋で立て篭もり。息子は、このお嬢さんに何をしたんだろうか?とか、不安になります。
いろいろな意味で、来週楽しみ。と、思ったら、合併号なので次回は再来週ですね。残念。