文字がないから逆に何度も読んじゃう
今週も硝子主観です。そのせいか、また斬新な表現でした。ほとんど、文字がありません。彼女の表情を中心に、行動や視線で、物語が進みます。今週号で面白かったのは、文字はないのですが、読んでいる感じがすることです。
これは作者の画力、ようするに硝子の表情の力もありますし、ここまでの物語で描かれてきた伏線の力もあります。文字がないからこそ、一回で理解できないで、何度も読み返してしまいます。
絵だけで十分感情移入できる
物語を言葉で受け取ることに慣れすぎてしまったのかもしれませんが、絵だけで、ここまで感情移入できる表現に驚きました。もともと硝子の表情が魅力的な作品でしたが、今週はとくに、すごかったです。
硝子は何を思ったのか?
やはり彼女は、みんなの楽しい時間を自分が壊したと思っているのでしょうか?
将也の努力で、自分の人生は賑やかになった。将也も救われつつあった。でも、それを自分が壊してしまった。そう考えているように見えました。皆さんは、どう思いました?
ちょっとコミックスになったら、最初から続けて読みたいです。これは、週刊誌で読むのと、コミックスで読むのとで受け取り方が変わる回だと思います。
来週から解決に向かっていきそうな
映画の制作が、この作品において、こんなに大きな存在になると思いもしませんでした。映画の完成が登場人物たちの成長の象徴となりそうです。
この流れだと、完成とともに物語は終わるような気がします。