マインドコントロールに問いで戦う 【レビュー】 七つの大罪 第69話

岡田以蔵のような戦士

今回はスレイダーの過去が語られました。幕末京都で暗躍した人斬り以蔵こと岡田以蔵を思い出しました。
なにか狂信的な戦士が出来上がるパターンなのでしょうか。孤独と救いが人を縛るパターンです。
何か新興宗教のマインドコントロールのような印象を受けます。

マインドコントロールに問いで戦う

そのスレイダーに対してゴウセルは問いで戦います。繰り返し問いかけていくのです。
その場面が確信を付いていて爽快でした。「確かにそうだ」「ああ、なるほど」と、ほんの数ページのシーンですが非常に強い印象があります。

戦いと会話劇の融合

今週号の『7つの大罪』では戦いと会話劇がバランスよく楽しめました。
テンポよくページをめくれるセクションとじっくりと読み込むセクションの揺らぎが心地よく、こういうメリハリは非常に大切だと感じます。
漫画は自分でページを捲れるメディアで、アニメや映画とは違う部分がそこです。
展開によって読むペースを読み手が変える。そこを今回は味わえました。

7つの大罪 第70話予想

次回はもう少し理詰めの戦いがなされると思います。誰が悪か、誰が正義か、それがハッキリしていき本格的な戦いが始まると予想します。

-週刊少年マガジン 2014年15号 七つの大罪-