ギャラリーフェイクで教養を。

社会人になると、いろいろと教養が必要です。 その中で僕が個人的に読んでて良かったなというマンガがギャラリーフェイクです。

ギャラリーフェイクは画商である主人公が世界中の美術品と関わっていく作品です。 その中で有名な絵画や、それにまつわるウンチクが沢山語られて、そしてそれらのウンチクや作品の背景がマンガの物語に関与していきます。 それによってストーリーと絵で様々な美術の知識が覚えられるし自分の中に残ります。 美大を出ている人や美術に興味がある人と会話をする際には、ギャラリーフェイクの話だけでかなり盛り上れます。 もちろん知ったかぶりをするのではなく、ギャラリーフェイクで知りましたと話せば、相手も読者なら盛り上るし、そうじゃなくても、そこから話は広がるものです。

例えば、 「レンブラント展が今度西洋美術館でやるらしいよ」なんて話になったら、 「光の魔術師って呼ばれてた画家ですよね。」とか自然と出てくるようになります。 あるいはギャラリーフェイクの中で感じた疑問を実際に美術に造詣の深い人に質問したりすると盛り上ります。
僕自身が社会人経験の中で実際にあった経験でもあります。 以前働いていた会社のデザイナーとは、よく美術話で盛り上りましたが、僕の知識は全てギャラリーフェイクからのものです。 そこから話が発展してビジネスとデザインとか、そういうプラスの循環が生まれていました。 繰り返しになりますが、ギャラリーフェイクは美術に関するウンチクを物語の主題に据えるので、それが頭の中に残りやすく、 もちろん漫画として圧倒的に面白いので、美術教養を身につけるには非常に魅力的な作品です。

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